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青江氏インタビュー

 

青江氏の活動領域は、インターネット寺院「彼岸寺」の立ち上げ、暗闇の中で料理を食すイベント「暗闇ごはん」や地方の魅力を伝える「暗闇の旅路」の主催など、私たちの想像する「お坊さん」のイメージを悠に超える。彼を動かす想いとは…。東京都出身、大学卒業後アメリカに留学しMBAを取得した経歴を持つ、浅草緑泉寺住職、青江覚峰氏に話を伺った。

 

 

━━━まず、ご出身はどちらですか?

 

東京生まれ東京育ちです。ただし、一回東京を離れているんですよね。大都市がすごく嫌で。人とぶつからないで歩けるところを求めて、アメリカのカリフォルニア州のフレズノという田舎町へ22歳の時に留学しました。

理由はもう一つあって。僕はお寺で生まれ育っていたので、親も親戚も誰しもがお寺を継ぐと期待していたんですよね。でも私は敷かれたレールの上を歩きたくないという思いがあって。それで人の多い東京とは正反対の環境であり、お寺と遠い仕事として選んだ経営コンサルタントになるためのMBAをとれる環境を求めて、いくつか受かっていたアメリカの学校のうちフレズノという街に決めたんです。その土地での経験が私の転機となりました。

 

━━━留学先で何が変わったのですか?

 

留学先では日本人がとても少なかった為、日本人のコミュニティーが非常に濃かったんですよね。例えば車の運転が出来るなど、お互いができることを提供し助け合いながら、まるで擬似家族の様に協力し合う関係の中での生活でした。それが自分にとって、とても居心地の良いもので。日本に帰国してからも、そんな居心地の良い関係を作っていきたいと考えるようになりました

加えて、密なコミュニケーションの中で、自分のルーツを知りたいと思うようにもなりました。仏教について今まで“食わず嫌い”だったけれど、きちんと学んでみようと思うようになって。今では仏教のファンです。

 

━━━「仏教のファン」?

 

学び始めたのは帰国後だったのですが、学んでみると非常に面白くて。仏教説話集の中に描かれているのは、二千年前から何も変わっていない人間の姿なんです。ヒューマンドラマとして引き込まれてしまいました。

実は今まで生き難いって感じてました。あれをやらなきゃ、これもやらなきゃ、と。でも仏教を知って、その生き難さから開放されました。世の中はとても脆く、移ろいやすい。だから全てを整えた上で行動する必要はないんです。目の前にあるご縁や、“非常にいい”と心の発作が起きたときに動けば良い、と仏教を知ることで思うようになりました。

今の私は、好きな音楽を友人に勧める様に、仏教が好きだから人に紹介しているという感覚です。だから私は仏教のファンだなって。


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東京都出身 / 浅草緑泉寺住職”

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