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━━━最後に。地元にどうなってほしいですか?自分はどうなりたいですか?

 

どうなってほしいかで言ったら、別に今のままでも良いかなって思っています。あんまり都会化して発展してほしくない。発展しちゃったら嫌ですね。人の温かさ、自然の環境も良好だし。うちはド田舎といっても、温泉も出るし、元祖シーパラダイスなどもある観光地です。良い感じの田舎感のままであって欲しいと思います。地元の人も「別に都会化する必要はない」と言ってて。別に今求めていないのに、押し付ける必要もないんじゃないかなと思ってますね。

今自分がすべきなのは、伊豆の良さをもっと知ってもらうこととか、農業の良さ、地元の農家を元気にすることだと思っています。社会人4年目の転機に、マインドが地元に向くようになって、別に東京でバリバリ働いて良いマンション住んで、いい車乗るのが人生じゃないなって、最近は本気で思います。東京にそういった未練はなくなりました。物理的に商業の中心にあるというアクセスの良さが東京のメリットですけど、今はネット社会だし、伊豆はそこまで遠くないし、立地的にも可能性はあると思います。

将来農業ビジネスで起業をしたいと考えた時に、はっきり言って別に東京である必要はない。むしろ伊豆に拠点がある企業で、例えば東証一部上場してたらかっこいいし、そっちの方が会社として面白いかなって。そういう意味で地元に戻る可能性はありますが、伊豆本社で東京オフィスっいう二拠点居住のスタイルもありだと思ってますね。僕はスローライフを営みたい、浮世離れしたい、お金は大事じゃない、みたいな考え方が好きではなく、自分はいつも“ギラギラ”していたい。だから、伊豆に帰って起業しても良いのですが、ビジネスとしてきちんと成り立つ環境であることが前提。その確証がないと帰らないと思っています。

 

「若い頃ギラギラしていた父親は、その頃の自分を思い出し、今本当に生き生きと仕事しているんです」と、岩崎氏は感慨深そうに語ってくれた。そんな父親から『まさかお前がこういう風に地元を想ってくれているとは思わなかった』『本当、亘には感謝している』と伝えられたそうだ。

“農家を継ぐ”という直接的な関わりではないが、地元を離れて都会で生活していたからこその視点で遠地東京から今までに無い新たなカタチで地元と都会を繋げ、地元そして家族の“意志を継ぐ”。「地元が大好きだ」と熱く語る同世代の彼の姿に、我々のやれることはまだまだ無数にあると、強い可能性を感じずにはいられない。

<writer:岡本 篤佳>



取材協力
10°CAFE(東京都豊島区 最寄り駅高田馬場駅)
http://judecafe.com/

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No Responses to “#007 岩崎 亘 氏
静岡県出身 / 農家のセガレ発、ビジョナリー起業家”

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