背景:
日本における経済、人口、生活、文化の中心的な役割を担い、 世界を魅了する東京。その一方で、人口減少社会、縮小化する都市を迎え、選択と集中により確実に失われる地方の街、文化、生活がある。
現在、東京に住んでいる人も、元をたどれば地方出身者が多い。ある人口移動調査※1によれば、現在東京圏※2に住んでいる約3割に当る958万人がそれに該当する※3という。
彼らはこのまま東京に多くを委ね、地方の衰退を固唾をのんで見守るままなのか。 彼らは衰退化し消え行く可能性のある故郷に対して、何を感じ、どう有りたいと願うのか・・・。
※1【参考】 第6回 人口移動調査 / 国立社会保障・人口問題研究所 / 平成20年10月
※2 東京圏:東京、千葉、神奈川、埼玉
※3 東京圏出身:2523万人(72%)、地方圏出身:958万人(72%)
2つの問いかけ:
我々は、ここで2つの問いかけをしてみようと思う。
1.
消えていくかもしれない地方を
このまま放っておくのか?
2.
東京在住の地方出身者は、
消える可能性のある地元をどう思っているのか?